刀剣博物館へ行ってきました!

押忍!

MD事業部デザイナーのユッキーです!!

最近、学生時代から仲良くしている友人が突然


「へし切長谷部が素敵すぎて胸が苦しい…!」

「鶴丸!鶴丸国永!!ぎゃーーッ!!」


などと意味不明な発言を繰り返すようになり、何事かと話を聞いてみると

どうやら某”日本刀をイケメン男子に擬人化した育成シミュレーションゲーム”の影響だそうです。

その所為でにわか日本刀ファンになり、しきりに「刀剣博物館に行こう!」と誘って来るようになりました。


尋常ではないしつこさで、普段であれば落ち着かせる為に下段回し蹴りからの上段逆突きという必殺コンボを叩き込むところなのですが、

実は最近”和”テイストのデザインを担当する機会が多くあり、日本刀の装飾や美しさは非常に参考になると考え……

と、言うわけで渋谷区代々木にある刀剣博物館へ行って参りました!


■刀剣博物館とは?

刀剣博物館は公益財団法人日本美術刀剣保存協会の運営する博物館。

初台駅もしくは参宮橋駅から徒歩約10分の場所にある日本刀専門の博物館で、貴重な刀剣類の展示や保存を行っています。

古刀から現代刀まで幅広く展示されており、時期により普段は公開されない刀剣などをが展示される特別展示も行われています。

ちなみに日本刀=KATANAは海外でも高い人気を誇り、自分が行った時もお客さんの半分近くが外国の方でした!


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あまり人通りのない閑静な住宅街に建つ刀剣博物館の門をくぐると、

エントランスには刀を作る工程図や本物の玉鋼(日本刀の材料)などが展示されていて、いきなり大変興味深い内容でした。

日本刀の長い歴史やその制作工程の難しさが感じられます。

興奮する友人を抑え二階でチケットを購入し、展示室へ向かうと…

そこはまるで別世界でした。


目の前に広がるのは、日本各地から集められた日本刀の数々。

その迫力と洗練された美しさに緊張感が漂い、気持ちが浮ついていた自分たちも自然と冷静になります。

槍、刀装具、甲冑の展示も行われ、それぞれが芸術品としても素晴らしい美しさでした。

なかには日本刀の歴史や見所が書かれたパネルもあり、

日本刀の反り具合にそれぞれ名前があるとか、刃の鍛え方に流派があるとか、

私たち日本人でも知らない事柄が詳しく紹介されとても楽しかったです!


残念ながら展示室は写真撮影禁止だったので日本刀の写真は撮れなかったのですが…

唯一撮影可能だったエントランスの展示を一部紹介しますね!

砂鉄です。

“たたら”で溶かし、日本刀の材料を精製します。

砂鉄から作られた良質な玉鋼。

最高の日本刀をつくるには玉鋼が欠かせません。

玉鋼を熱し、折り、重ね、

何度も叩き鍛えていきます。

形を打ち出し、私たちも知っている日本刀の刀身が形作られてきました。

これを研ぎ、刀装具をあつらえ、素晴らしい日本刀となっていくのですね。


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研ぎ澄まされた刀身は綺麗なだけでなく”兵器”としての迫力があり、かつての日本人たちに”武士の魂”とまで言わしめた厳かさを感じました。

柄や鍔や鞘を彩る豪奢な装飾からは、自分が今後デザイン制作する際に役立つ沢山のインスピレーションを得ることができ大満足です!


皆様も日本刀の奥深さと美しさを刀剣博物館で体験してみてはいかがでしょうか?

以上、ユッキーがお送りしました!

押忍!!


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